うつ病の治療

うつ病”は、一般に、気分の障害を基本症状とする精神障害です。ほとんどの場合、反復性があり、通常は、病的な状態から回復することが可能であると考えられています。うつ病の治療は「十分な休養」と「抗うつ薬」という2つの柱で進められます。

うつ病の治療ではくすりと並行して、十分な休養をとることが大切です。責任感の強い患者さんは、仕事を休んだり、家事をやらないことは悪いことだと思い、なかなか休みをとろうとしません。
しかし、精神的にも身体的にもストレスがかかった状態では、十分な治療効果は期待できません。ときには休職という選択が必要なこともあります。医師が、患 者さんに休職が必要だと判断した場合は、どの程度の期間必要か、全体的な見通しについてご家族が医師から説明を受け、「今は休んでほしい」という思いを患 者さんに伝えてあげてください。休むことが悪いことだと思っている患者さんにとって、ご家族から「休んでほしい」といってもらえることは、こころの負担を 軽くします。

そして、うつ病を改善し、再発を予防するために、抗うつ薬を使った治療を行います。

薬物療法の中心となります。脳の中のセロトニンやノルアドレナリンという物質の働きを高めて、(1)抑うつ気分を取り除いて気分を高める (2)意欲を出させる (3)不安や緊張、焦燥感(しょうそうかん:いらいらした感じ)を取り除く、といった効果をあらわします。いくつかのタイプがあり、症状や状態によって使い分けます。抗うつ薬は効果が現れるまでに1週間から数週間かかりますので、効果がすぐに現れないからといって、自分で薬を止めてはいけません。また、再発を抑えるために、完全に症状がなくなった後も、しばらくの間、飲み続けることが大切です。
抗不安薬

不安を静める働きがあります。うつ病の症状に加えて不安や焦燥が強い場合や不眠がある場合に、抗うつ薬と一緒に飲むことがあります。
副作用として、眠気、ふらつき、脱力感などが現れることがあります。
睡眠薬

「なかなか寝つけない」「ぐっすり眠れない」といった睡眠障害の症状がある時に処方されます。
副作用として、翌朝の眠気、ふらつき、脱力感などが現れることがあります。

うつ病の治療

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